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2023年3月26日日曜日

ベン・フォールズ/Rockin' The Suburbs

ベン・フォールズ/Rockin' The Suburbs
2001年
https://open.spotify.com/album/2dBujXNmYf1xnNqVvmtezB?si=JpbYPltGR9ydcMHU5Wf96A
※spotify


 ベン・フォールズ・ファイヴ解散後の初のソロ・アルバム、ベンの繊細で革新的な音楽性が眩いまでに開花した傑作。どの曲も甘く切ないメロディーに溢れていて、駄作がない。CDでも持っているが一生手元においておく名盤。
 ベン・フォールズはビリー・ジョエルやエルトン・ジョン以来、最高の「ピアノマン」だと思う。特に2曲めの「zak and sara」はピアノのサウンドの新境地を開拓した。クラシックも含めて、ピアノの音をこれほど効果的に使える『作曲家』はいないのではないか?

2022年11月12日土曜日

ABBA/Voulez-Vous

ABBA/Voulez-Vous


※Spotify

1979年発売(英1位、米19位)

 このアルバムも名曲目白押しだ。よく調べてみるとABBAの主要な活動期間は、わずか8年ほど。しかしその間に、よくこれだけの名曲が生み出せたものだ。

 このアルバムのディスコ・ミュージック、「Voulez-Vous」「Summer Night City」などから80年代目前に迫った時代の雰囲気を感じる一方で。
 フリーダの声が心地よい「 I Have A Dream」やアグネタの声あっての名曲「Chiquitita」はABBAのサウンドが極限まで純化・昇華されている。
 「Angeleyes」も目立たないが隠れた名曲。

2022年10月29日土曜日

ABBA/The Album

ABBA/The Album












※Spotify

 ABBAを初めて聴いた時に、とりわけ衝撃を受けたのが「Take A Chance On Me 」。アカペラから始まる曲のインパクトは、クイーンのボヘミアン・ラプソディと並ぶ双璧。僕の中でABBAといえばこの曲。

 フリーダのハスキーな声が心に沁みる「One Man, One Woman 」もいい。「Thank You For The Music」は永遠の名曲、まさにevergreenの風格。

2022年10月22日土曜日

ABBA/Arrival

ABBA/Arrival



1976年発売(全米1位、全英20位)
※Spotify

 ABBAの全盛期は知らないが、私が高校生の時に「アバ・ゴールド」が発売されて大ブームが起き、その独自のサウンドに仰天した。
 このアルバムの一番の聴きどころは、永遠の名曲「Dancing Queen」。アグネタの「一体何オクターブ出るんだ?」と思わせる声域の広さや清涼感と伸びのあるヴォーカルは50年経った今でも全く色褪せることがなく、今後も70年代の音楽のアイコンであり続けるだろう。
 でも、自分が歳を重ねるに連れて、フリーダの低くてハスキーな声が好きになった。子供との賑やかな時間が終わり、一人イヤホンで聴く。「Knowing Me, Knowing You」に心が本当に落ち着く。

2022年8月19日金曜日

Physical/オリビア・ニュートン・ジョン

Physical/オリビア・ニュートン=ジョン

https://open.spotify.com/track/3DwCoynmFd3LCUJlEk5POU?si=nN2kgq3nTsiFfhvK9Om1bQ&utm_source=copy-link
※Spotify

 オリビアの訃報に接し、彼女のプレーンな声が再び聴きたくなった。
 全盛期は70年代後半から80年代前半ということで、残念ながら私の青春時代とは微妙にずれているので、リアルタイムで熱狂したわけではないのだが、80年代後半の日本のミュージック・シーンにはオリビアの影響を受けた楽曲で溢れていた(今井美樹や本田美奈子、和田加奈子など)ので、オリビアの歌声を聴いたときは初めて聴いた気がしなかった。杏里なんて「オリビアを聴きながら」なんていう曲も出してるし。
 全くバタ臭くない、プレーンな声は確実に日本人の心も掴んでいた。
  日本リリース時のアルバム名は「虹色の扉」、今聴いても古びないなあ。

2022年5月21日土曜日

マイケル・ボルトン/Time Love And Tenderness

マイケル・ボルトン/Time Love And Tenderness



https://open.spotify.com/album/3tu5RTLzk7J2Oe30hspuPm?si=X9FYIquWSg6RHFxzUeMfdQ&utm_source=copy-link
※Spotify

カタログ番号:CSCS5420
1991年4月リリース

 混沌とした令和の世にこのアルバムを聴くと、眩しい....あまりにも眩しい音楽だ。
 愛の素晴らしさをひたすら歌い上げる1トラック目の「Love Is a Wonderful Thing」。キャッチーなメロディを歌い上げるマイケルのソウル・ヴォーカルが心を鷲掴みにし、ゴスペルのコーラスが盛り上げる。これぞポップスの王道。
 思えばアラウンド1990年はベルリンの壁が崩壊し、世界が一つなる感覚があった。日本でもKANの「愛は勝つ」がヒット。そういう時代の空気が懐かしい。
 あまりにも有名な6「When a man loves a woman」、3「Missing You Now」、5「Now That I Found You」などのマイケル・ボルトン真骨頂のバラードも聴かせる。

2022年5月2日月曜日

エルトン・ジョン/The One

エルトン・ジョン/The One



https://open.spotify.com/album/5WbC2jwkdiRD3lcgC2SAHa?si=tiU63oRuRLiPIA_PBkdaIw&utm_source=copy-link
※Spotify

ユニバーサル・ミュージック
カタログNo:PHCR1170

 私が洋楽にはまったのは80年代終盤、ピアノ弾き語りの2大巨頭のうちビリー・ジョエルはまだまだ第一線まだ活躍している一方でエルトンは「過去の人」という印象が強かった。

 このアルバム「ザ・ワン」が1992年に発表されると、またたく間に全英チャート上位に入り、戻ってきたエルトン・フィーバーになる。
 特にシングルカットもされた「The One」はエルトンの楽曲のなかでも最高傑作だと思う。歌詞も含めこの世の森羅万象を語るようなスケールの大きさに1回聴いただけで心が震えたのを鮮明に覚えている。11歳で王立音楽院に合格、6年間学んだエルトンの音楽的素養・才能の強靭さを感じる。語弊を恐れずに言うなら、よくぞ伝統的なクラシックの世界に進まず、ロック、ポップスの世界に進んでくれたとさえ思う。

 曲の良さだけでなく、独特のピアノ弾き語りは、ものや芸術の域。The North 、When A Woman Doesn't Want You、Emilyのピアノ&ヴォーカルの3曲畳み掛けは、エルトンの世界観にどっぷり浸からせてくれる。The Last Songも素晴らしい。

2022年4月16日土曜日

シンプリー・レッド/Stars

シンプリー・レッド/Stars


ワーナー・ミュージック
カタログ番号:WPCR75149

https://open.spotify.com/track/0DJnqFhVWoTDs58JPem5Zh?si=xxFyyoc-QCK0rLlRJF6myQ&utm_source=copy-link
※Spotify 

 1日のユニークアクセス数が十数件、開設以来1年半たった今でもいまだにコメントは0件という泡沫ブログではあるが、ペット・ショップ・ボーイズの記事依頼一日100件を超える日が出るようになった。クラシックと洋楽の市場の違いを思い知る結果に(笑)

 気を良くして今回も洋楽を。
 1991年リリースのアルバム。通学時間・勉強時間に何度繰り返しきいいたことか。ちょうどカセットテープのウォークマンからCDウォークマンに乗り換えた直後だったので、何度聴いても「擦り切れる」ことのないメディアの恩恵に預かっていた。

 タイトルにもなったStarsはリリースから15年ぐらい経った日本で、車のcmに使われるなど、まさにエバーグリーン(色褪せない名曲)だ。当時としては(というか今も)珍しく、海外のメジャー・ユニットに日本人(ドラムの屋敷豪太さん)が参加していることでも有名になった。
 Something Got Me Startedや、For Your Babiesなど名曲揃いで、本国のUKではアルバム売上が2年連続でトップのなるなど空前の大ヒットだったが、北米チャートではトップ10に入るにとどまった。このあたり、UKとUSAで市場の嗜好が異なるのが面白い。

 Spotifyにはボーナス・トラックが付いた2008年エディションが収録されているが、オリジナルは1〜10トラック。やはりオリジナルのほうが作品としてのまとまりが良い。

2022年2月26日土曜日

Actually/ペット・ショップ・ボーイズ

Actually/ペット・ショップ・ボーイズ


https://open.spotify.com/album/7hkIf8sKiJKRjADB2xan74?si=nrFkmeyzSpab8GgETi3nOQ&utm_source=copy-link
※Spotify
1987年リリース

 「One More Chance」や「 It's a Sin」のような人口に膾炙したノリのいいディスコナンバーも収録されているものの、「Rent」(歌詞の内容を知ったときの衝撃たるや・・・)などはペットショップボーイズ独特の哀愁を帯びたシックな曲調が感じられる。後の名作「Behavior 薔薇の旋律」に続いていく萌芽を感じる。

 そして、クラシックの管弦楽曲が好きな私には、例えば「What Have I Done to Deserve This?」のように、単純なモチーフが複雑なアレンジ(アレンジメントというよりも、オーケストレーション、と言った方がしっくり来る)で展開していくPSBの世界観にたまらない魅力を感じるのだ。

2022年2月11日金曜日

Behavior 薔薇の旋律/ペット・ショップ・ボーイズ

behavior 薔薇の旋律/ペット・ショップ・ボーイズ

https://open.spotify.com/album/3QKOefqeoWmK67Fv6ToyJa?si=02CWe4jpSzWITpIH4yrKOg&utm_source=copy-link

※Spotify 

1990年リリース

EMIミュージック

  英国病と言われ、経済社会が停滞したUKから現れたシンセポップ・デュオ。このアルバムとの出会いは高校生の時。世の若者は空前の洋楽ブームで、周囲はFM802が推すボン・ジョヴィやヒューイ・ルイス&ザ・ニュースなどの底抜けに明るいアメリカン・ポップ・ロックに夢中になる中、私はシックな色調に彩られたロマンティシズム溢れるペット・ショップ・ボーイズ(PSB)の作品に魅了された。この「behavior 薔薇の旋律」の人気は高くなく、全英チャートこそ2位まで駆け上がったが、全米では45位止まりだった。

 しかし、今、ネット上で検索すると、このアルバムをPSBの最高傑作に位置づけるファンが多いのが嬉しい。Being Boring、To Face The Truth、Nervously、Jealousyなどは特筆すべき色褪せない曲だ。アルバムとしての完成度が高く、30年前のリリースとは思えない新しさもある。

 クラシック音楽と同時並行で聴いていた私から見ると、このアルバムの素朴でシックな音作りに、ディーリアスやヴォーン・ウィリアムスとの共通性を感じる。

 素朴と言っても、アレンジは懲りに凝っており、これはもはやアレンジメントてはなく、オーケストレーションと言っても差し支えない。

 男性合唱のシャウトで始まり、弦楽四重奏で終わるMy October Symphonyから、70年代のシンセサイザーを使い、重厚なオーケストレーションを見せるSo hardを経由して、名曲のNervouslyに至る展開はいつ聴いても痺れる。