2022年2月11日金曜日

Behavior 薔薇の旋律/ペット・ショップ・ボーイズ

behavior 薔薇の旋律/ペット・ショップ・ボーイズ

https://open.spotify.com/album/3QKOefqeoWmK67Fv6ToyJa?si=02CWe4jpSzWITpIH4yrKOg&utm_source=copy-link

※Spotify 

1990年リリース

EMIミュージック

  英国病と言われ、経済社会が停滞したUKから現れたシンセポップ・デュオ。このアルバムとの出会いは高校生の時。世の若者は空前の洋楽ブームで、周囲はFM802が推すボン・ジョヴィやヒューイ・ルイス&ザ・ニュースなどの底抜けに明るいアメリカン・ポップ・ロックに夢中になる中、私はシックな色調に彩られたロマンティシズム溢れるペット・ショップ・ボーイズ(PSB)の作品に魅了された。この「behavior 薔薇の旋律」の人気は高くなく、全英チャートこそ2位まで駆け上がったが、全米では45位止まりだった。

 しかし、今、ネット上で検索すると、このアルバムをPSBの最高傑作に位置づけるファンが多いのが嬉しい。Being Boring、To Face The Truth、Nervously、Jealousyなどは特筆すべき色褪せない曲だ。アルバムとしての完成度が高く、30年前のリリースとは思えない新しさもある。

 クラシック音楽と同時並行で聴いていた私から見ると、このアルバムの素朴でシックな音作りに、ディーリアスやヴォーン・ウィリアムスとの共通性を感じる。

 素朴と言っても、アレンジは懲りに凝っており、これはもはやアレンジメントてはなく、オーケストレーションと言っても差し支えない。

 男性合唱のシャウトで始まり、弦楽四重奏で終わるMy October Symphonyから、70年代のシンセサイザーを使い、重厚なオーケストレーションを見せるSo hardを経由して、名曲のNervouslyに至る展開はいつ聴いても痺れる。 

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