2021年7月2日金曜日

プーランク/六重奏曲 レ・ヴァン・フランセ

プーランク/六重奏曲 レ・ヴァン・フランセ


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※Spotify

 レ・ヴァン・フランセのメンバーは・・・
エマニュエル・パユ(フルート)
フランソワ・ルルー(オーボエ)
ポール・メイエ(クラリネット)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)
ジルベール・オダン(ファゴット)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 とまあ、メンバーを見るだけで目もくらむような陣容。管楽アンサンブル界では、アンサンブル・ウィーン=ベルリンと人気・実力ともに双璧を成す。

 アンサンブル・W=Bかアポロン的な均整の取れた堂々としたアンサンブルを聴かせるなら、このレ・ヴァン・フランセはオルフェウス的な、蠱惑的なアンサンブルを聴かせる。
 このピアノと木管の六重奏ばかり集めたアルバムにはモーツァルトやベートーヴェンの五重奏曲もあるか、レ・ヴァン・フランセの特徴が一番出ているのが、このプーランクの六重奏曲だと思う。

 流行りの表現を使うと、「控えめに言って、最高!!」。強奏する場面でも柔らかさを失わず、弱音の場面の美しさや香り立つようなニュアンスの豊かさにクラクラしてしまう。ル・サージュのピアノが絶妙な味付けを施していて、一人ひとりが個性的な音を持っているこのアンサブルを繋いでいるのは、このル・サージュのピアノだろうと思う。

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