2022年8月27日土曜日

ヤコブ・カールソン/Wanderlust

ヤコブ・カールソン Wanderlust

2022発売

ヤコブ・カールソン
https://open.spotify.com/track/683Rcl00mfLUlcwOSAS0a6?si=Ve9dlQ2pQ7mJJDtlgfExuw&utm_source=copy-link
※spotify

 Spotifyでジャズの楽曲を物色していたときに出会ったのが、このヤコブ・カールソン。
 ピアノ&シンセサイザーのヤコブ・カールソンを中心としたスウェーデンのトリオのようだ。
 聴いてみると、美しいピアノと無機質だけどどこか暖かい(恐らく80年代ぐらいの古い)シンセの打ち込みの音。それがどんどんシンフォニックに盛り上がっていき、壮大な宇宙を描き出す(あるいは小川が大河に成長するような)。
 ヤコブ・カールソンが音楽を作る時は頭に映像が思い浮かぶようで、例えば1曲目の「Art of Resistane」はこんな感じ。

 ちょっと病みつきになるサウンド。

2022年8月19日金曜日

Physical/オリビア・ニュートン・ジョン

Physical/オリビア・ニュートン=ジョン

https://open.spotify.com/track/3DwCoynmFd3LCUJlEk5POU?si=nN2kgq3nTsiFfhvK9Om1bQ&utm_source=copy-link
※Spotify

 オリビアの訃報に接し、彼女のプレーンな声が再び聴きたくなった。
 全盛期は70年代後半から80年代前半ということで、残念ながら私の青春時代とは微妙にずれているので、リアルタイムで熱狂したわけではないのだが、80年代後半の日本のミュージック・シーンにはオリビアの影響を受けた楽曲で溢れていた(今井美樹や本田美奈子、和田加奈子など)ので、オリビアの歌声を聴いたときは初めて聴いた気がしなかった。杏里なんて「オリビアを聴きながら」なんていう曲も出してるし。
 全くバタ臭くない、プレーンな声は確実に日本人の心も掴んでいた。
  日本リリース時のアルバム名は「虹色の扉」、今聴いても古びないなあ。

2022年8月13日土曜日

渡辺宙明/Spring Lady Bird

 渡辺宙明/Spring Lady Bird

 渡辺宙明さんの訃報に接したとき、各世代から幅広く追悼の言葉がSNSで発信された。マジンガーZ、仮面ライダー、キカイダー、プリキュアなど各世代それぞれに思い出の名曲があり、愛されていたのがわかる。ゴレンジャー以来のスーパー戦隊シリーズは50年近く手がけていたのは凄い。私の世代は「宇宙刑事ギャバン」である。今でもソラで主題曲を歌うことが出来る。

 しかし、この曲も渡辺宙明さんの作曲だったことを、私も含めて知らない人が多かったのではないだろうか。 

 兵庫県民なら誰でも知っている、阪神戦中継のテーマ曲。実は阪神戦だけでなく、リレーカーニバルを始めサンテレビ制作のスポーツ番組で使われている曲でもある。私の小学校の運動会でも行進曲に使われていた。

 何度聴いても心が浮き立つような名曲だ。吹奏楽版がいいのだが、公式には上がっていなかったが、滝川第二高校のマーチングの素晴らしい演奏でも聴くことができる。

2022年8月6日土曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第7番 マケラ&hr交響楽団

ショスタコーヴィチ/交響曲第7番ハ長調
指揮:クラウス・マケラ
hr交響楽団
2019年11月 ライブ配信

 先々月(2022年6月)、都響&マケラのショスタコ7番が、大変な評判になっていた。hr交響楽団との共演のyoutube動画がある事を知り、早速拝見した次第。

 動画を見始めて80分の曲をスマホの画面で見続けたのは初めての経験。特にこの曲の第2〜3楽章をこんなに夢中になって聴いたのは初めてかも。
 『これは、ヤバいやつが出てきた!』というのが第一印象。クラシックの配信で230万回再生ってありえへん。それだけ自分と同じように衝撃を受けた人が多い証左。
 マケラが振ると、桶奏者は余程ミュージシャンシップが刺激されるのだろう。奏者たちも没入して=いわゆるゾーンに入って演奏しているように見える。言葉で表現することがとても難しいが、強く思うのが、曲そのものが持つエネルギーをこれほど引き出している演奏は聴いたことがなかったという感覚。これに心動かされている自分は何者なのか?自分の何が動いているのか解らなくなるような揺さぶられ方をする。