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2023年8月19日土曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第11番〜第15番 ハイティンク&RCO or ロンドン・フィル

  ショスタコーヴィチ/交響曲全集から交響曲第11番〜第15番

指揮:ベルナルド・ハイティンク
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

※Spotify

第11番(ロイヤル・コンセルトヘボウ管)
https://open.spotify.com/track/6iQlrjC4QaLvOovN8X6xPL?si=nTa93Z7NQL2wGXpFtzZrzg

第12番(ロイヤル・コンセルトヘボウ管)
https://open.spotify.com/track/1XIQGDzCyyKt21xTwBBO14?si=cgj2mTYxQLCARLZ1uURg8g

第13番(ロイヤル・コンセルトヘボウ管)
https://open.spotify.com/track/3ihQEuFNYcyBsgiXnLDQnt?si=KkeEol_HSkGidZR8e61RnA

第14番(ロイヤル・コンセルトヘボウ管)
https://open.spotify.com/track/7KHmxcirSyeZhoioPCPKcE?si=AcF6H3_kTMmWJD0GzNM66Q

第15番(ロンドン・フィル)
https://open.spotify.com/track/5qwh3fF6XmDFnYqKXjSp94?si=ccpdJDHsRLudLkeB0LDF0w

DECCA原盤 1980年代の録音

 この後期・晩期の5曲目も、社会主義という特殊な体制や社会情勢などの要素を排し、純音楽的に捉えるハイティンクの解釈は健在。それゆえに第11番や12番は、こういう曲を生み出した当時のソ連の異常性を逆説的に感じてしまう。まともな音楽じゃないですよ、これは。
 第11番から14番がロイヤル・コンセルトヘボウ管で、決してロンドン・フィルが良くないわけではないけれど、やはりRCO 表現の方が限界点が高い。オケの技倆の高さにひれ伏す。第15番もRCOで聴きたかったというのが正直な感想。

2023年8月12日土曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第6番〜第10番 ハイティンク&RCO or ロンドン・フィル

 ショスタコーヴィチ/交響曲全集から交響曲第6番〜第10番

指揮:ベルナルド・ハイティンク
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

※Spotify

カタログ番号:425067
1980年代の録音 DECCA原盤


 これでもか!という傑作揃い、ハイティンクはショスタコーヴィチの情念や、当時のソ連の社会情勢を踏まえた解釈はとっていないのでは?見事なオーケストレーションと、その結果の他の作曲家の追随を許さない美しくもモダンな世界を現出している。第9番の良さを知ったのはこの録音。

2023年8月5日土曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第1番〜第5番 ハイティンク&RCO or ロンドン・フィル

ショスタコーヴィチ/交響曲全集から 第1番〜第5番
指揮:ベルナルド・ハイティンク
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

※Spotify
第1番(ロンドン・フィル) https://open.spotify.com/track/12asAy7MlrpdteAp7A1eYi?si=Hbi6x8ILR22ebFy0JsEOCw
第2番(ロンドン・フィル)
https://open.spotify.com/track/7zys3HEbk0vlJXHwaA9jlZ?si=gbWr-YttRnKbNeGz2M84hA
第3番(ロンドン・フィル
https://open.spotify.com/track/44BQ8CWSFmk9fWqCzRGbxu?si=wKykD-uLSKyAAJwwsLmaHQ
第4番(ロンドン・フィル) https://open.spotify.com/track/2Pw7RghgalBWv5IlYMAR88?si=RMYRljwtR6ebMDLzgZ_zeg
第5番(ロイヤル・コンセルトヘボウ管)
https://open.spotify.com/track/0TPrBEcQgnTCERq6GzByeZ?si=6KbpwOe4Rxq6Icso1mX5nw

DECCA原盤 1980年代の録音


 録音の音質がまずもって素晴らしい!!ハイティンクの明晰なアプローチが冴えわたり、それに応えるオーケストラの巧さが光る。特に5番のロイヤル・コンセルトヘボウの音は、まさに「ビロードの弦・黄金の管」を堪能させてくれる。Spotifyには全集として収録されているが、まずは1番から5番を。第1番〜第3番の良さを始めて教えてくれたのもこの録音。ショスタコーヴィチのポストモダンな1面を

2022年8月6日土曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第7番 マケラ&hr交響楽団

ショスタコーヴィチ/交響曲第7番ハ長調
指揮:クラウス・マケラ
hr交響楽団
2019年11月 ライブ配信

 先々月(2022年6月)、都響&マケラのショスタコ7番が、大変な評判になっていた。hr交響楽団との共演のyoutube動画がある事を知り、早速拝見した次第。

 動画を見始めて80分の曲をスマホの画面で見続けたのは初めての経験。特にこの曲の第2〜3楽章をこんなに夢中になって聴いたのは初めてかも。
 『これは、ヤバいやつが出てきた!』というのが第一印象。クラシックの配信で230万回再生ってありえへん。それだけ自分と同じように衝撃を受けた人が多い証左。
 マケラが振ると、桶奏者は余程ミュージシャンシップが刺激されるのだろう。奏者たちも没入して=いわゆるゾーンに入って演奏しているように見える。言葉で表現することがとても難しいが、強く思うのが、曲そのものが持つエネルギーをこれほど引き出している演奏は聴いたことがなかったという感覚。これに心動かされている自分は何者なのか?自分の何が動いているのか解らなくなるような揺さぶられ方をする。

2022年3月11日金曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ヤンソンス &ウィーン・フィル

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
指揮:マリス・ヤンソンス
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


https://open.spotify.com/track/58N2obLNG5rLiIXqlujten?si=tE1kHvlNTrS7u4vXZ2ZY3A&utm_source=copy-link&dl_branch=1
※Spotify

1997年1月7-14日ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ録音
カタログ番号:WPCS23148

 かつてEMIから出ていたベルリン・フィル、ウィーン・フィル、オスロ・フィル、Sペテルブルグ・フィル、ピッツバーグ響など色々なオーケストラとの全集中の一枚。どのオケを振っても壮年期の勢いのあるヤンソンスのサウンドを聴かせてくれる。
 ウィーン・フィルを振ったこの5番はこのオーケストラの持つ弦楽器の圧倒的なアンサンブルや管楽器の独特の音色、ニュアンスの豊かさを存分に引き出しつつ、常に引き締まった緊張感で牽引している。それでいて、いい意味でとてもノリの良い演奏で、こういう乗ったときのウィーン・フィルはやはりすごい演奏をする。

 第4楽章の第2主題が長調で登場する場面では大概の録音でシロフォンが「タッタカタッタカ」というリズムが聞こえてくるのだが、ウィーンフィルの弦楽器の響きがすべてを埋め尽くしてほとんど聞こえて来ない。フィナーレのラのユニソンも圧巻。
 一方で第1楽章終盤や第3楽章での透き通るような空気のなかで、ニュアンスたっぷりの表現にも感銘を受ける。

2021年9月17日金曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ノット&東京交響楽団

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
指揮:ジョナサン・ノット
東京交響楽団


https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/OVCL-00702
※ナクソス・ミュージックライブラリ(岡山県立図書館利用者IDのログインURL)

カタログ番号:OVCL-00702
2019年5月 サントリーホール(東京)でのライヴ録音

 いや〜、ノット・ワールドにやられた。聴き終わってから10分ほどぼーっとするほどの熱量・情報量のある演奏。これ、ライブで聴いた人は、凄い体験やったろうね。

 先日プレイリストに追加したラフマニノフは、細部にまで神経が行き届いた緻密で、かつ磨き抜かれた美しさが印象に残った。
 しかし、このショスタコーヴィチは、弦のアーティキュレーションにこだわり、ジェットコースターのようなテンポやダイナミクスの変化を聴かせてくれる。いやあ、上手い、このオケは本当に実力が高い。この曲が持つ痙攣的な要素を大きなスケールで見事に表現している。

 このコンビの作り出す音楽で共通しているのは、隅々まで血が通った、「丹精込めた」サウンド。なんとかしてノットと東響のコンビの生演奏が聴けないものかなあ。



2021年2月10日水曜日

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第8番 ボロディンQ

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第8番 
ボロディン四重奏団


※Spotify
 とても切れ味の鋭い、いい意味で無機的な、モノクロームの世界を表現したような演奏。
 「これがあのボロディン四重奏団なのか?」と驚いたが、僕がよく聴くチャイコフスキーの録音からはメンバーが入れ替わっているようで(創団70年を超えるというから、当たり前か)。創団時メンバーによる旧盤もあるようだ。とはいえ、ロシアの濃厚な弦楽器の響きは健在で、第2楽章は灰色の絵の具で塗りつぶすような濃厚さ。DSCHのモチーフに焦点を合わせており、頭にこびりついて離れなくなる。
 そうそう気軽には聴けない曲だが、プレイリストからは外せない。

2020年10月17日土曜日

ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ウルバンスキ指揮 NDRエルプ・フィル

 ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

クシシュトフ・ウルバンスキ指揮 NDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団

 今、クラシック音楽界の話題の中心になっているのはフランソワ・クザヴィエ=ロト、あるいはテオドール・クルレンツィスあたりだろうか。

 しかし、僕はこのクシシュトフ・ウルバンスキを推したい。実演を聴いたことがあるのが一番大きいかも知れないが、彼の録音を聴くと、過去のどの指揮者も出せなかったような、立体的に磨き抜かれた美しさがある。このショスタコーヴィチの5番交響曲の第3楽章の音を重ねるほどに透明感を増していくような美しさ、第4楽章のフィナーレも、各パートを塗り重ねていくのではなく、透き通るような、そして柔らかい響きがとても印象に残る。第4楽章の前半部分の徐々に店舗を増していく追い込み方は、この歴史と実績あるオーケストラをここまで燃え立たせる彼の手腕が只者では無いことを示していると思う。

https://open.spotify.com/track/5DPoq4rD1K7eW3xtEqNQE6?si=UbM_XNBQQUOSLz2RV1KOJQ

※spotify