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2022年10月8日土曜日

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 チョン(vn)、プレヴィン&ロンドン響

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調指揮:アンドレ・プレヴィン
ヴァイオリン独奏:チョン・キョンファ
ロンドン交響楽団

https://open.spotify.com/track/2SX0Ca67IatgXtBx9GcMF0?si=LhgwEw-_SjKOM3dCEx4_uA&utm_source=copy-link
※Spotify

1970年6月 ロンドンでの録音

 チョン・キョンファ22歳の1970年の録音で、未だにこの曲の名盤として圧倒的な存在感があり、SHM-DやSACDにもなっているので、未だによく売れるのだろう。
 後年の洗練度を増した演奏と比べると荒削りな面があるが、若い彼女のピュアな感情に駆動された演奏はこの曲のキャラクターによく合っている。第1楽章では、ほとばしるような情熱と青春の嗚咽が聞こえくる。第2楽章はいわずもがな、チョンの独壇場。初めから終わりまでものすごい集中力で一瞬の緩みもない、それでいて暖かみのある演奏。第3楽章でオケの音がやや濁る場面があるが、チョンのヴァイオリンの澄み切った音が全部帳消しにしてくれる。
 ずっと聴き続けるであろう音源。

2022年10月1日土曜日

サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第1番 チョン、デュトワ&モントリオール響

サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第1番
ヴァイオリン:チョン・キョンファ
指揮:シャルル・デュトワ
モントリオール交響楽団



https://open.spotify.com/track/1J1RLMmtHTGVvfMed6lAuN?si=O5wEYFFBQfmHlXpsz0rVDQ&utm_source=copy-link
※Spotify
1977年録音 DECCA

 先週取り上げたダンディもそうだけど、軽妙洒脱なフランス系の管弦楽曲に浸る時間は、難しいことを抜きにして、たいへん幸せな時間だ。この曲は「協奏曲」とはいえ、15分程の単一楽章なので「小品」に分類されるだろう。
 数あるヴァイオリンの協奏曲の中でも最もカッコいい冒頭のオケとヴァイオリンの掛け合いから心はわしづかみにされる。クリスタルのような高音や華麗なフレージングは、全盛期のチョン・キョンファの右に出る者はいないだろう。モントリオール響の恐ろしく高性能でニュアンスたっぷりの伴奏も素晴らしい。
 圧倒的な世評の高さを誇る3番よりも1番の方が好き。