2020年9月30日水曜日

ニールセン/交響曲第4番「不滅」 ラトル指揮 デンマーク王立管

ニールセン/交響曲第4番「不滅」 ラトル指揮 デンマーク王立管



 この曲の演奏は音源でもいい演奏があるけれど、このYoutubeのライヴ演奏が自分の中では一番エキサイティングな演奏だ。ラトルの切れ味鋭いタクトと、世界最古のオーケストラ:デンマーク王立管弦楽団が「ニールセンの演奏にかけては、他国のオーケストラに負けない」というプライドを賭けた演奏になっている。デンマークのオーケストラは国立交響楽団もそうだけれど、非常にレベルが高い。

2020年9月27日日曜日

アダムス/ハルモニーレーレ ラトル指揮 バーミンガム市響

アダムス/ハルモニーレーレ

ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団


 20世紀末の管弦楽曲の最高傑作。最近では去年にN響で初演指揮者のデ・ワールトが振るなど、日本のオーケストラでも定期演奏会の演目に上がるようになってきた。下野達也が読響・京響で振っており、近々広響でも取り上げてくれるだろう。
 デ・ワールト&サンフランシスコ響版はまさにタンカーが進むような重厚さがあるが、このラトル版は光ファイバーケーブルを飛び交うデジタル信号の様なイメージ。

2020年9月25日金曜日

モーツァルト/オーボエ四重奏曲・オーボエ五重奏曲 フィルハーモニアQベルリン

モーツァルト/オーボエ四重奏曲・オーボエ五重奏曲

Ob:ハンスイェルク・シェレンベルガー フィルハーモニア・クァルテット・ベルリン


https://open.spotify.com/album/4Yt6Kvni7cTCCoJQlXzkbD?si=7aW_o7_3TOWQQygADwpjzA
※Spotify
 私が子供の頃に家にあったCDで、クラシック鑑賞人生最初期に出会った演奏。デジタル録音のコンパクトディスク(CD)が普及し始めた頃に買ったのだろう。子供の頃はベルリン・フィルの奏者の名前までは覚えていなかったが、脳天を突き抜けるような美しいオーボエの音に魅了されていた。そのシェレンベルガーが、いま「おらが街のマエストロ」に来てくれて、毎年のようにソロを披露してくれる。自分の人生に凄いことが起こっている。凄すぎて、どうしても子供の頃から聴いてきたこの音源の演奏者と、岡山にくてくれるシェレンベルガーとが一致しない。

2020年9月22日火曜日

ブラームス/ヴァイオリンソナタ集 グリュミオー

ブラームス/ヴァイオリンソナタ集 アルデュール・グリュミオー



https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/00028944657029
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https://open.spotify.com/album/6FqRLd3MrOwk2cE7dceX7x?si=fEoqMextTVqGuKIIW4l68w
 自分にとって、最高のヴァイオリニストはグリュミオーだ。独特のコクのある音と輝かしい美しさ。これはたまらない。

2020年9月20日日曜日

R.シュトラウス/ヴォーン=ウィリアムズ/オーボエ協奏曲 シェレンベルガー(Ob) レヴァイン&ベルリン・フィル

 R.シュトラウス/オーボエ協奏曲、ヴォーン=ウィリアムズ/オーボエ協奏曲

シェレンベルガー(Ob)ジェームス・レヴァイン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 



https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/00028947264422
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※spotifyへのリンク

 シェレンベルガーの夢のような、この世のものとは思えないオーボエ。素晴らしい!RVWは日本人の感性に合う。岡フィルで演奏してくれないかなぁ。

2020年9月18日金曜日

ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲ほか ウルバンスキ&NDRエルプ・フィル

ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲、小組曲、交響曲第4番

クシシュトフ・ウルバンスキ指揮 NDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団

 


https://open.spotify.com/album/4MhSA1SPkIkgTMslISyHhY?si=BYT93dy7TLCF4_-01TFHhQ

※Spotify
 僕が最も期待する若手指揮者は、ポーランドのクシシュトフ・ウルバンスキだ。ウルバンスキは独特の感性を持っている。これまで生演奏を聴いたのは、このルトスワフスキのオケコンがメインで取り上げられた(大フィルとの共演の)、ただ一回だけだが、立体的な構成力と、これまで聴いたことが無いような音の質感に驚愕した。
 NDRエルプ・フィルは彼の才能に惚れこんでいるようで、客演指揮者ながら精力的に録音を重ねている。
 ルトスワフスキはオーケストラの定期演奏会のレパートリーとして定着しつつある。

2020年9月16日水曜日

ベートーヴェン(リスト編曲)/交響曲全集(ピアノ編曲版) カツァリス

 ベートーヴェン(リスト編曲)/交響曲全集(ピアノ編曲版) シプリアン・カツァリス


https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/825646760046
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https://open.spotify.com/album/6FqRLd3MrOwk2cE7dceX7x?si=fEoqMextTVqGuKIIW4l68w
※Spotifyへのリンク
 ピアノ編曲版のベートーヴェンのシンフォニー。突き抜ける情熱と切ないほどの美しさが、ピアノ版だと直接聴く者の胸を打つ。自分にとっては元気が出ない時に聴く音楽。

2020年9月10日木曜日

マーラー 交響曲第5番 インバル 都響

 マーラー 交響曲第5番

エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団


https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/OVCL-00515


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 この演奏に関する感想は、メインブログに記載。その時から印象は変わっていない。日本のオーケストラのマーラー演奏の金字塔。自分のプレイリストには欠かせない。

2020年9月8日火曜日

岡山フィルハーモニック管弦楽団第47回定期演奏会



 シェレンベルガーが岡フィルの首席指揮者に就任してから、驚くことばかりだが、このアンサンブル・ウィーン=ベルリンとの共演は最たるものだろう。岡フィルに限らず、岡山におけるクラシック演奏の歴史に深く刻み込まれた、夢のような時間だった。特にシュテファン・ドールとのR.シュトラウス/ホルン協奏曲第1番が圧巻。ドールはこの後も岡フィルに再演してくれて、第2番も演奏してくれた。


指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
共演:アンサンブル・ウィーン=ベルリン
モーツァルト/フルート協奏曲第1番(Fl:カール=ハインツ・シュッツ)
モーツァルト/オーボエ協奏曲(Ob:クレメンス・ホラーク)
R.シュトラウス/ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調(Hr:シュテファン・ドール)
R.シュトラウス/クラリネットとファゴットのための二重協奏曲(Cl:アンドレアス・オッテンザマー、Fg:リヒャルト・ガラー)
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲 第15番 ハ長調

2020年9月5日土曜日

岡山フィルハーモニック管弦楽団 「ベートーヴェン第九演奏会2014」

岡山フィル ベートーヴェン「第九」演奏会2014 シェレンベルガー指揮







 わが町のオーケストラ:岡フィルのyoutube動画もプレイリストに欠かせない。シェレンベルガーの目指す方向性が明確に見えた演奏。第4楽章中間部のフーガの場面が圧巻。

 余談になるが、このbloggerはgoogleのブログサービスだけあって、こうしたyoutube動画の引用(というかyoutubeのアプリを動かしながら記事が書ける)がすごく便利だ。

2020年9月4日金曜日

チャイコフスキー/交響曲第5番 M・ヤンソンス バイエルン放送響

 チャイコフスキー/交響曲第5番 マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団

https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/900105
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https://open.spotify.com/album/6dRlZdEaTE3skNj3tUVsUj?si=ZozGYCZgTaqqKPjumXlnTQ
※spotify
 ヤンソンスが続きます。どの指揮者もそうなのだろうが、マリス・ヤンソンスはとりわけ『ライブの人』だったと思う。このBRとのチャイコフスキー5番の音源の演奏も素晴らしいのだが、同曲をライブで聞いた緊張感やドライブ感、最後の輝かしいまでのポジティブなオーラに包まれた瞬間は忘れられない。カップリングされている「フランチェスカ・ダ・リミニ」も壮絶な演奏。

2020年9月2日水曜日

ストラヴィンスキー/バレエ組曲「ペトルーシュカ」ほか ヤンソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

ストラヴィンスキー/バレエ組曲「ペトルーシュカ」、ラフマニノフ/交響的舞曲 マリス・ヤンソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団


https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/814337018467
※リンク先は岡山県立図書館利用者としてログインした場合のURL。一般有料阪のNMLは検索欄にコード「 814337018467 」を入力。
※Spotify

 このブログを始めようと思ったきっかけの一つ。マリス・ヤンソンスは僕にとってのスターであり、ヒーローだった。ヤンソンスが逝去して以来、その思いがどんどん強くなる。だから、ヤンソンスの音源をプレイリストに網羅したかった。彼の音楽はポジティブなパワーに溢れていて、いつ聴いても心を爽快にさせてくれた。これからもヤンソンスの音楽に鼓舞されて生きていこう。
 ペトルーシュカはバイエルンとも録音しているが、RCOの方が華やか。「宝石箱をひっくり返したような」とはまさにこのこと。生で聴きたかった。

 

2020年9月1日火曜日

ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」 クリュイタンス ベルリン・フィル

 ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」

クリュイタンス指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団



 FM岡山の「fresh morning okayama」の「音楽の扉」コーナーでアルテゾーロ・クラシカの畠山店長が紹介していた演奏。だいぶ古い演奏でパブリック・ドメインになっているので、誰でも無料で聴くことが出来る(Blue Sky レーベル)。
もちろんNMLにもある(EMI盤)
http://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/5099964830353
※リンク先は岡山県立図書館利用者としてログインした場合のURL。自分が一番使いやすいようにしています。一般盤のNMLは検索欄にコード「 5099964830353 」を入力ください。

 改めて聞くと音楽の瑞々しさや躍動感。ベルリン・フィルがコスモポリタン・オーケストラになる前の、プロイセンの独特の味わいをまだ持っていた頃の演奏に、陶然と耳を傾けてしまう。
 Spotifyには、マスターテープからリマスターされたもの(Erato)がでていて、原盤より少しオフマイクで奥行きのある素晴らしい録音になっている。

 値段も安いし、リマスター盤をCDを購入してみようかな・・・