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2022年9月16日金曜日

R.シュトラウス/アルプス交響曲 ヴィト&ワイマール・シュターツカペレ

R.シュトラウス/アルプス交響曲
指揮:アントニー・ヴィト
ワイマール・シュターツカペレ
https://open.spotify.com/track/0YU7iSVQbzIIXwkYU7vFuo?si=mynSH5I4SqKXGsNMVQsdnA&utm_source=copy-link
※Spotify
カタログ番号:8.557811
2006年6月発売

 いやー、これは紛うことなき私のイメージするザ・ドイツのオーケストラの音。まさに「こういう演奏を待ってた!」

 盛り上げていく場面での音の連なりの稜線が見えるような弦楽器のフレージング。管楽器はベルリン・フィルのような銀河系軍団というわけではないが、とてもパワフルで、森の中に入っていく場面での分厚くブルンブルンと鳴る音はシュヴァルツヴァルトと言われる黒い針葉樹林帯に入っていく空気を感じるし、頂上の場面でのスケール感は溜息が出るような雄大さ。

 ヴィトのタクトも見事で、正攻法の指揮でこれほど聴かせる演奏を引き出すとはかなりの実力者。ナクソスがこの指揮者で長年録音をリリースしているだけの事はある。

2021年5月15日土曜日

R.シュトラウス/アルプス交響曲 ルイージ指揮 ドレスデン・シュターツカペレ

R.シュトラウス/アルプス交響曲

指揮:ファビオ・ルイージ
ドレスデン・シュターツカペレ


※Spotify

 SKDのアルペンは、ベーム、ケンペ、シノーポリという先人の名盤があるが、このルイージとの録音は、ハイレゾの素晴らしい録音も含めた総合力では最良の選択となる一枚だと思う。

 ルイージらしく、引き締まったサウンドをSKDから引き出し、情景変化の描きわけが見事。「滝」の場面や「霧が立ちこめてきた」場面での、芸の細かい職人的な音の響き、ケンペ盤ではここまで細かい音は聴けませんから、録音技術の進歩の恩恵は侮れないものがある。

 マニアックな聴きどころとしては、「登山」の開始場面で聴こえてくるホルンのバンダ部隊の音が、なんとも気品あふれる音で、ほれぼれしてしまうんだよな。これはSKDにしか出せない音だ。

 SKDはルイージとの来日ツアーで、今までの「いぶし銀」の称号を返上して「レッド・ゴールド」という新しいキャッチフレーズを引っ提げていた。イタリア人のルイージ(本人はイタリア人よりもドイツ人のほうに近いと言っているが)によって、やや明るめの響きが引き出されていて、オケの伝統の音とうまくマッチしていた。
 ティーレマンの時代に入って、このオーケストラからは、こういう音はもう聴けなくなってしまった。N響をもっと高い次元に引き上げて、こういう音を引き出してくれるだろうか?それも楽しみになってきた。

2020年11月12日木曜日

R.シュトラウス/ドン・ファン、ドン・キホーテほか ルイジ&ドレスデン・シュターツカペレ


R.シュトラウス/ドン・ファン、交響的幻想曲イタリア、ドン・キホーテ ルイジ指揮 ドレスデン・シュターツカペレ



https://open.spotify.com/track/10jwE1nPNxdv7JKOeC2NBh?si=EOxHFk1ATgyeftcPrlvGWw
※Spotify
 SACDでも持っていてハイレゾ音源で聴くと驚きの解像度。ドレスデン・シュターツカペレのは、かつては『いぶし銀』という表現が使われていて、独特の輝きがあった。このルイージの時代は赤光りする黄金の『レッド・ゴールド』として売っていた。まさに黄金の宮廷サウンドを今の時代に正しく受け継いでいる。ただただ、この音を聴くだけで陶然としてしまう。これは普段聴きのプレイリストに収めておきたい。