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2021年9月10日金曜日

ラフマニノフ/交響曲第2番 ノット&東響

ラフマニノフ/交響曲第2番ホ短調
指揮:ジョナサン・ノット
東京交響楽団

※ナクソス・ミュージックライブラリ(岡山県立図書館利用者IDのログインURL)

カタログ番号:OVCL-00691
2018年11月3日、東京、サントリーホールでのライヴ録音

 いやもうぐうの音も出ない、ノット&東京の会心の演奏。
 まばゆいばかりの輝きのある黄金サウンドと、驚異の運動性能。煽る場面での堅牢なアンサンブルを聴いていると、日本のオーケストラもここまで来たか、という感慨を抱かずにはいられない。

 ロシアのオーケストラや指揮者の手によるラフマニノフとは一味ちがうのが、メロディアスな場面で甘くなりすぎず、繰り返し聴けば聴くほど判る緻密な表現。しかも真面目すぎず(ここ重要!!)「緻密に遊ぶ」演奏に頭がほぐれていく。
 第2楽章をここまで躍動させた演奏はそうは無い。第3楽章の美しさは比類なく、なかでも木管のソロは見事だし、楽章中間部の弦が折り重なって盛り上がっていく場面は、ここぞとばかりにポルタメントを効かせて最高にいい!

 ニコ生で何度もノットの指揮姿を見ているからか、オーケストラを掌中に収めて、ダイナミックに牽引していく様子が目に浮かぶ。

2021年3月6日土曜日

ラフマニノフ/チェロ・ソナタ ハレル&アシュケナージ

ラフマニノフ/チェロ・ソナタト短調

Vc:リン・ハレル

Pf:ウラディーミル・アシュケナージ

https://open.spotify.com/track/1yLIYohi1cf02a8hUppMiO?si=Z9VRw4AAS4auISfOmavAGw

※spotify

 少し前のことになるが、去年(2020年)の4月にリン・ハレルの訃報に接した。その際、彼の音源を聴いていて改めて「いいなあ」と思った演奏。奇しくもアシュケナージも去年に引退を表明し、彼の演奏も生で聴ける機会はもうない。

 1901に作曲されたこの曲は、いかにもラフマニノフらしいメランコリックな旋律が次から次へと押し寄せてくる。ロマン派音楽の黄昏を感じさせる曲で、チェロも心を揺さぶる旋律とテクニックで畳み掛けてくるのだが、ピアノがまた「伴奏」の域にとどまらない。転調に次ぐ転調で切ないメロディーをたたみかけてくるようなところは、ピアノ協奏曲第2番を思わせる。

 ハレルとアシュケナージ、20世紀末を代表する名手の二人のテクニックと類まれなる音楽性がぶつかり合う。「ほえ〜」「はああー」とため息しか出ない演奏。

2020年9月2日水曜日

ストラヴィンスキー/バレエ組曲「ペトルーシュカ」ほか ヤンソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

ストラヴィンスキー/バレエ組曲「ペトルーシュカ」、ラフマニノフ/交響的舞曲 マリス・ヤンソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団


https://pref-okayama.ml.naxos.jp/album/814337018467
※リンク先は岡山県立図書館利用者としてログインした場合のURL。一般有料阪のNMLは検索欄にコード「 814337018467 」を入力。
※Spotify

 このブログを始めようと思ったきっかけの一つ。マリス・ヤンソンスは僕にとってのスターであり、ヒーローだった。ヤンソンスが逝去して以来、その思いがどんどん強くなる。だから、ヤンソンスの音源をプレイリストに網羅したかった。彼の音楽はポジティブなパワーに溢れていて、いつ聴いても心を爽快にさせてくれた。これからもヤンソンスの音楽に鼓舞されて生きていこう。
 ペトルーシュカはバイエルンとも録音しているが、RCOの方が華やか。「宝石箱をひっくり返したような」とはまさにこのこと。生で聴きたかった。