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2021年1月24日日曜日

ブルックナー/交響曲第7番(ハース版) 大植英次指揮 大阪フィル

 ブルックナー/交響曲第7番(ハース版)

指揮:大植英次 大阪フィルハーモニー交響楽団 

 2006年の演奏のライブ録音。SACDで出ているが、SpotifyやNMLでは聴くことが出来ない(fontecは参加していない)。

 今の大フィルの常任指揮者の尾高忠明がブルックナー演奏で一時代を築きつつあり、この大植とのコンビの録音が埋もれつつあるが、いや、これはどこまでも美しい演奏。現実世界から浮遊して、神話の世界へと迷い込でいくような美しさ。

 第4楽章では、天に召されたようなビジョン(幻視)が見えるよう。朝比奈時代に培われた艶のある弦の音を一層磨き上げて、大植の特徴でもある、徹底的に磨き抜かれた「美」を追求している。一方でマーラーやR.シュトラウスの指揮で見せるダイナミクスの振幅の大きさやアゴーギグの変化は用いず、あくまで正攻法。 朝比奈時代に比べるとオーケストラのアンサンブルの精度が格段に上がっている一方で、大フィルの特徴である、弦楽器が主導する息の長い濃厚なアンサンブルが聴ける

 もっと聴かれて良い演奏。

2021年1月20日水曜日

ベルリオーズ/幻想交響曲 大植英次指揮 大阪フィル 

ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮:大植英次指 大阪フィルハーモニー交響楽団 2003年9月定期演奏会


 YOUTUBEを徘徊していたら、この動画に釘付けになった。大植英次が大阪フィル音楽監督に就任して2回めの定期演奏会。音を聴いて驚いたのは、まだまだ朝比奈時代の音が色濃く残っていること。第4楽章〜第5楽章のマッシブな音は、往年の大フィルの音だ。
 一方で、大植英次の美的センスに磨かれたピュアな音がそこかしこで感じられる。僕は2009年2月の定期演奏会で幻想交響曲を聴いているが、その時よりもこの動画のほうがオーソドックスな解釈。
 関西地区のNHKで放送されたものらしく、大植さんの解説も見られる。