ボロディン四重奏団
※Spotify
とても切れ味の鋭い、いい意味で無機的な、モノクロームの世界を表現したような演奏。
「これがあのボロディン四重奏団なのか?」と驚いたが、僕がよく聴くチャイコフスキーの録音からはメンバーが入れ替わっているようで(創団70年を超えるというから、当たり前か)。創団時メンバーによる旧盤もあるようだ。とはいえ、ロシアの濃厚な弦楽器の響きは健在で、第2楽章は灰色の絵の具で塗りつぶすような濃厚さ。DSCHのモチーフに焦点を合わせており、頭にこびりついて離れなくなる。
そうそう気軽には聴けない曲だが、プレイリストからは外せない。
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