ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮 NDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団
今、クラシック音楽界の話題の中心になっているのはフランソワ・クザヴィエ=ロト、あるいはテオドール・クルレンツィスあたりだろうか。
しかし、僕はこのクシシュトフ・ウルバンスキを推したい。実演を聴いたことがあるのが一番大きいかも知れないが、彼の録音を聴くと、過去のどの指揮者も出せなかったような、立体的に磨き抜かれた美しさがある。このショスタコーヴィチの5番交響曲の第3楽章の音を重ねるほどに透明感を増していくような美しさ、第4楽章のフィナーレも、各パートを塗り重ねていくのではなく、透き通るような、そして柔らかい響きがとても印象に残る。第4楽章の前半部分の徐々に店舗を増していく追い込み方は、この歴史と実績あるオーケストラをここまで燃え立たせる彼の手腕が只者では無いことを示していると思う。
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