ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
指揮:マリス・ヤンソンス
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
https://open.spotify.com/track/58N2obLNG5rLiIXqlujten?si=tE1kHvlNTrS7u4vXZ2ZY3A&utm_source=copy-link&dl_branch=1
※Spotify
1997年1月7-14日ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ録音
カタログ番号:WPCS23148
かつてEMIから出ていたベルリン・フィル、ウィーン・フィル、オスロ・フィル、Sペテルブルグ・フィル、ピッツバーグ響など色々なオーケストラとの全集中の一枚。どのオケを振っても壮年期の勢いのあるヤンソンスのサウンドを聴かせてくれる。
ウィーン・フィルを振ったこの5番はこのオーケストラの持つ弦楽器の圧倒的なアンサンブルや管楽器の独特の音色、ニュアンスの豊かさを存分に引き出しつつ、常に引き締まった緊張感で牽引している。それでいて、いい意味でとてもノリの良い演奏で、こういう乗ったときのウィーン・フィルはやはりすごい演奏をする。
第4楽章の第2主題が長調で登場する場面では大概の録音でシロフォンが「タッタカタッタカ」というリズムが聞こえてくるのだが、ウィーンフィルの弦楽器の響きがすべてを埋め尽くしてほとんど聞こえて来ない。フィナーレのラのユニソンも圧巻。
一方で第1楽章終盤や第3楽章での透き通るような空気のなかで、ニュアンスたっぷりの表現にも感銘を受ける。
0 件のコメント:
コメントを投稿