ピアノ独奏:中村紘子
指揮:森正
NHK交響楽団
https://pref-okayama.ml.naxos.jp/work/1133552
※ナクソス・ミュージック・ライブラリー(岡山県立図書館利用者IDからログインする場合のリンク)
カタログ番号:NYNG-002
1967年11月 東京文化会館での録音
日本人作曲家によるピアノ協奏曲の最高傑作。全体を包むモノクロームな雰囲気は日本の曲だなあと共感を持って聴いていると、ピアノのリズムが弾む場面では、メシアンのようなモダンな世界が現出する。こういう素晴らしい曲を作った日本人が居たんだ・・・と。
この曲は最近のピアニストでの録音もあり、特に第3楽章の絶技技巧の連続する場面では、そちらの方に明らかに分があるのだが、中村の演奏には鬼気迫ると言うか、隅々までこの曲をものにして、自らの血肉にしている迫力がある。
音楽を深い懐で包んでいて全体としては息の深い流れの中で盛り上がっていく。やはり、凄いピアニストだった。
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