ブラームス/交響曲第1番ハ短調
指揮:秋山和慶
東京交響楽団
※Spotify
この曲、こんなに美しい曲だったんだ…。音を丹精込めて紡ぎ、ロマン溢れる美しいブラームス。特に第2楽章、第3楽章の秋山の音色への徹底的なこだわり、それに対して東響が筆舌に尽くしがたい美しくブリリアントな音色で応える。N響を振ったとしてもこの音は出てこないだろう。これほど夢のように美しい演奏を聴いたことがない。とりわけホルン、クラリネット、オーボエの音は日本のオーケストラの美質を蒸留したような清々しい音で、聴くものの心を洗ってくれる。第1、この演奏を聴いて秋山和慶は、新しい境地を開いていることを確信した。岡山フィルのミュージック・アドバイザー就任が本当に楽しみだ。
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