指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
サンフランシスコ交響楽団
ソプラノ:ミシェル・デ・ヤング
合唱:サンフランシスコ交響合唱団
パシフィック少年合唱団
サンフランシスコ少女合唱団
カタログ番号:SFS0045
パシフィック少年合唱団
サンフランシスコ少女合唱団
カタログ番号:SFS0045
2002年 デイヴィス・シンフォニーホール(サンフランシスコ)でのライブ録音
https://open.spotify.com/album/33H1nrf6Xn9D4DRDSjUGr1?si=t2aUQBkSRbOxHYNU3uHmEQ&utm_source=copy-link&dl_branch=1
※Spotify
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マイケル・ティルソン・トーマスのマーラーは、緻密で柔らかい。トゥッティーでは確かに金管の迫力などは凄まじいものがあるのだが、大音量で圧倒したりすることはせず、各楽器の声を明朗に響かせながら、音のピークを持っていく感じ。
弱音部のディテールは筆のタッチで微細な部分を書きわけるような感じ、まさに新世紀のマーラー演奏という感じがする。MTTは独特のセンスと美的感覚を持っている指揮者だと思う。
ラトル&BPO7やヤンソンスとRCOのマーラーも、カラフルなマーラーだが、このMTTのマーラーは21世紀のマーラー演奏の最先端に位置づけられるのではないだろうか?一方で、20世紀のマーラー演奏の、あの世紀末のウィーンの狂気や鬱屈した雰囲気は、ほとんど感じられる事は無い。その点では好みが分かれるかも知れない。
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