2021年6月18日金曜日

ブルックナー/交響曲第7番 ヤンソンス&バイエルン放送響

ブルックナー/交響曲第7番

指揮:マリス・ヤンソンス

バイエルン放送交響楽団


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※Spotify

カタログ番号:403571900100
レーベル:BR Klassik
2009年 ウィーン・ムジークフェラインザールでのライヴ録音

 21世紀に入って20年以上が経つが、現在のところ今世紀で最も素晴らしいブルックナー7番の演奏だと思っている。まずもって、オーケストラが凄い・上手い・圧倒される。弦の音の輝かしさ、木管の柔らかさ、金管の音色の自在さ、そしてトッティになった時の迫力と、この世のものとは思えないハーモニーの煌き。現代最高のオーケストラだと思う。演奏が終わってみると、拍手が起こることで、これがライヴ録音だったことを思い出すのだけれど、それが信じられないぐらいの完成度。

 ヤンソンスは後期ロマン派〜現代音楽が得意分野で、独特のアクセントやクレッシェンドを聴くと「ああ、ヤンソンスやなあ!」と思うのだが、このブルックナーではそうした独特の表現を廃し、じっくりと音楽を進めていく。しかし、彼独特のポジティブなオーラが溢れ、人間味の厚さ、第1楽章〜最終楽章までを通して聴いた時に感じる、演奏設計の見事さは、やはりヤンソンスだ。第2楽章までをじっくりと進めて、第3楽章を疾走し、そのまま(ブルックナーにしては)短い最終楽章で一気呵成に纏め上げる手腕には脱帽。

 このプレイリスト・ブログを書き始めたきっかけの一つが、ヤンソンスの死の報に触れたことだった。彼の音楽は僕を楽しませ、勇気づけ、そして癒やしてくれた。もっと取り上げて行きたいと思っている。

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