2021年6月11日金曜日

ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」 ファウスト&メルニコフ

 ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ


https://open.spotify.com/album/69QcG2rXHWtFF7Up3ki3Ng?si=PvK6p9ouSfOVqUdE1c1Mdw&utm_source=copy-link

※Spotify

カタログ番号:HMC902025.27

 何年か前に、このデュオの来日公演があり、聴かれた方の感想が絶賛の嵐だったので、聴いてみると・・・、やっぱりこれは凄いや。 
 ペダルをあまり使わず、シュッとした輪郭のメルニコフのピアノに、こちらもヴィヴラート抑えめで、激烈かつキレキレの演奏を展開するイザベル。この演奏の切れ味は日本刀の名刀を想像させる。愛でて感動するところも共通する。音楽に曖昧なところが無い。これだけ強いアクセントをつけながら、両者とも音色が濁らない。
 そして、エネルギーが凄い。イザベルは女性ヴァイオリニストの演奏の中でも随一じゃないだろうか。あのしなやかな体躯から、どうやってこんな音を出せるのか。

 今のところ、数多あるクロイツェル・ソナタの演奏の中で随一の存在になっている。

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