フランク/ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリン:オーギュスタン・デュメイ
ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス
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「珠玉の名曲」という形容がこの曲ほど似合う曲はない。魅力的なメロディーが惜しげもなく投入され、構成は堅牢。クラシック音楽を聴き始めた初期の頃から聴き続けている曲だが、まったく飽きることがない。
ピリスもデュメイも実演に接する機会に恵まれた。とりわけデュメイはこのフランクのソナタを聴くことが出来た(伴奏はバネッサ・ワーグナー)。あの時の輝きに満ちた音の美しさ、第2楽章での息もできぬほどの迫力は未だに耳から離れない。
この録音も、どっしりとした中にロマンに溢れた演奏。あまりの凝縮された世界にどんどん引き込まれていく。伴奏のピリスも神業のような繊細さと大胆さで、このヴァイオリンの巨人とのやり取りを濃密に展開していく。録音も素晴らしい。一生聴いていくであろう名演。カップリングのドビュッシー・ラヴェルも素晴らしい。
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