2022年5月14日土曜日

シベリウス/交響曲第1番 マケラ&オスロ・フィル

 シベリウス/交響曲第1番ホ短調

指揮:クラウス・マケラ

オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

https://open.spotify.com/track/7sIrjaydybaI2yODylGeeU?si=QeFGzuqAQ668IlGi7NvyaQ&utm_source=copy-link

※Spotify



カタログ番号:4852256
2021年5月録音

 2020年に24歳でオスロ・フィルの首席指揮者に就任したかと思うと、2022年には名門パリ管弦楽団の音楽監督に26歳で就任したクラウス・マケラ。そうなると「一体何がすごいのか?」が知りたくなるのが音楽ファンというもの。

 新世代の指揮者らしく、従来の低音の土台の上にピラミッド型のサウンドを作り上げる(僕の中でのその代表格:クルト・ザンデルリンクのような)のではなく。各パートを自在に操り、前に出したり後ろに引っ込めたり、VR型の立体的なサウンドに仕上げている。

 一回り上で同郷のロウヴァリのような明確な特徴のある解釈は無いが、とにかくオーケストラをドライブする力量がすごい。盛り上がっていく場面では、気の長〜いフレージングでギュンギュンと音が凝縮されていくのが圧巻。ただ、こういうサウンドは生演奏で体験していっそうその凄さが解るのだろう。

 この曲、やっぱりええ曲やなあ。。。最終的にはそう感じさせてくれる。

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