2022年2月19日土曜日

ルーセル/バレエ「バッカスとアリアーヌ」第2組曲 山田和樹&スイス・ロマンド管

ルーセル/バレエ「バッカスとアリアーヌ」第2組曲
指揮:山田和樹
スイス・ロマンド管弦楽団


https://open.spotify.com/track/4jpZQxZOvkFTkuGLaQ7Dao?si=pEFAmmTFQd6CPeNbkcg1Fw&utm_source=copy-link
※Spotify


2015年10月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールでのDSD・セッション録音
カタログ番号:PTC5186558 ペンタトーン

 先日のニコニコ生放送での東京交響楽団の演奏を聴いて、「久しぶりに聞くと、オーケストラの醍醐味の味わえる面白い曲だな」と思い、Spotifyの音源を渉猟していると、山田和樹とスイス・ロマンド管弦楽団の演奏が、驚異的高音質(なんとDSDセッション録音!!)で一番楽しめた。

 スイスの中でもフランス語圏のオーケストラだが、アンセルメの時代よりもアンサンブルを緻密に纏め上げる能力を向上させているので、馥郁とした香りに緻密さを兼ね備えた理想的な演奏。木管・金管の名人芸も光るし、弦の音もパワフルだ。

 驚いたのは、ニコ生で聴いた東響と、このスイス・ロマンド管の音の質感や雰囲気がとても良く似ていたこと。しかしこれは偶然ではなく、東響の音楽監督であるジョナサン・ノットは、(この音源の録音時も含めて)スイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者も務めている。一度生で聴きたいが、この曲をこれほど面白く聴かせるオーケストラは多くないだろうなあ。近隣のオーケストラでは京響あたりが最右翼かな。
 第1組曲も収録されているが、この曲もええ曲やねえ。なのにあまり取り上げられないのはなぜだろう?

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