2021年11月20日土曜日

シューベルト/交響曲第4番 ムーティ&ウィーン・フィル

シューベルト/交響曲第4番ハ短調
指揮:リッカルド・ムーティ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


1987年2月、ウィーン、ムジークフェラインザールでの録音
カタログ番号:0724357324359
※sporify

 ムーティ&ウィーン・フィルのコンサートの後、繰り返し聴いている。
 シューベルトの交響曲はコリン・デイヴィス&SKD、サヴァリッシュ&SKDあたりのベートーヴェンの後継としての重厚なアプローチの演奏が好みだった。ムーティのこの録音はコンサートの予習でようやく聴き始めた。

 ムーティらしくよく歌う叙情的で美しいシューベルトだ、実演でも感銘を受けた第2楽章の美しさは比類ない。第1楽章などはこんなに快活で南国的でいいのか?と思う嫌いはあるが、歌曲王シューベルトとウィーン・フィルの特徴を良く生かしている。

 しかしこの録音は34年前の録音、実演はこの録音とは全く異なる印象だった、良く歌いつつも重厚で憂いを帯びた音楽になっており、ムーティの到達した境地を聴いた実感があった。

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