サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
https://open.spotify.com/track/21g3oksSYHlsqP44aHdoH2?si=6QDyH9kkTkGXPhBO-Q1SZw&utm_source=copy-link&dl_branch=1
※Spotofy
カタログ番号:WPGS50018
2008年11月 ベルリン・フィルハーモニーでのライブ録音
カラヤン時代の絵の具を何層にも重ねた油絵のような濃厚なブラームスではないが、ラトルのイメージからすると思ったより重厚で、一聴した印象ではオーソドックスな演奏であり、ベルリン・フィルのブラームスのDNAを強く感じる。かといって伝統の音に引きずられていることもなく、ラトル氏の個性が随所に見られる。やっぱりディテールは細かいなあ(チェロバスの響きの芸の細かさといったら・・・)と思うけれど、全体としては音楽が自然に流れる感じ(ベルリン・フィルに伝統的な演奏を求める人にはあざとさを感じるかもしれないが)。この音源のCDにはライヴ演奏のDVDも付いてて、大枠はオーケストラに任せて、細かいニュアンスや表情をラトルが付けていくのがよく解る。
第3楽章なんて、本当に新鮮!この曲なんて何百人もの巨匠が料理してきたと思うけれど、まだまだやれることがいっぱいあるんだなあ~と感心する。
ラトルの音楽づくりだけじゃなく、木管・金管の見事な演奏も聴きどころ。
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