ピアノ:フリードリヒ・グルダ
ニコラウス・アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
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クラシックからジャズまでを股にかけるノンジャンルの天才と、ピリオド奏法のパイオニアの競演は、非常に刺激的。
まず管弦楽のみでの序奏のはずが、グルダの鼻歌とともにいきなり「ジャン」とピアノの音が聞こえてくる(笑)グルダ自身がオケと一緒に弾きたくなったから弾いたのだろう。でも、モーツァルトがこのアドリブを聴いても微笑んで見守るのではないか。グルダ、アーノンクール、RCOの楽員の音の対話の輪の中にモーツァルトも一緒にいるのではないか?そんな妄想まで抱かせてくれるような、生気にあふれる人間味のある演奏。切なくて美しくて、力強くて、刺激的で・・・とにかく素晴らしいのだ。
RCOの伴奏はアーノンクールのタクトにしてはノンヴィヴラートも抑えめで聴きやすい。そこにグルダの躍動感ある演奏が見事に融合してる。
この組み合わせのモーツァルトのコンチェルトをもっと聴きたいのだが、グルダとアーノンクールはその後決裂してしまい、どちらも決して妥協を許さない性格ゆえに、このコンビで2度と録音されることはなかった。一瞬の奇跡の邂逅だったのだろう。
まず管弦楽のみでの序奏のはずが、グルダの鼻歌とともにいきなり「ジャン」とピアノの音が聞こえてくる(笑)グルダ自身がオケと一緒に弾きたくなったから弾いたのだろう。でも、モーツァルトがこのアドリブを聴いても微笑んで見守るのではないか。グルダ、アーノンクール、RCOの楽員の音の対話の輪の中にモーツァルトも一緒にいるのではないか?そんな妄想まで抱かせてくれるような、生気にあふれる人間味のある演奏。切なくて美しくて、力強くて、刺激的で・・・とにかく素晴らしいのだ。
RCOの伴奏はアーノンクールのタクトにしてはノンヴィヴラートも抑えめで聴きやすい。そこにグルダの躍動感ある演奏が見事に融合してる。
この組み合わせのモーツァルトのコンチェルトをもっと聴きたいのだが、グルダとアーノンクールはその後決裂してしまい、どちらも決して妥協を許さない性格ゆえに、このコンビで2度と録音されることはなかった。一瞬の奇跡の邂逅だったのだろう。
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